ある日、突然!悪性リンパ腫・・

 実は書こうかどうか、
真剣に悩みました。

でも今、コロナ禍の時期に自分が
しぶとく生きていられるのは病気を
経験したお蔭だと感じることが
多々あるので、自分自身を振返り
ながら書いてみました。

それともし、どなたかの参考に
少しでもなれば幸いです。

写真は台湾の龍山寺で撮影
中国の名医「華佗」

風邪は万病のもとと言うけれど・・

痛みのないリンパ腺の腫れ

2015年9月
軽い風邪の症状が少し長引いて右側のリンパ腺に腫れができる。
この時点で肩凝りなのか
何か分からないまま心配しつつ10月へ・・

約3か月前に糖尿病初期の診断で医師から投薬を無理強いされたので、それを断って
糖質オフで5kgほど痩せていたので、痩せたことも少し不安材料に。 
   
10月
右側リンパ線の腫れが小さくならず少し心配になってくる。
(小さいバナナ3分の1程度か
もう少し
小さいぐらい) 

自分を占うと、四柱推命でも九星気学でも11月の運勢が弱く「身体に刃物が入る」
暗示がある
ので受診を決心。

28日・近所のT病院へ 
耳鼻咽喉科で初診。
担当のお医者さんは本当に丁寧な診察。しかし原因が分からず2日後に再検査の指示。

「しばらく様子を診ましょう」と言われなくて本当に良かった!
この判断が、
比較的早期発見になったと思う! 

 
30日・近所のT病院
エコー、頸部造影CT検査。
次回11月2日に診察。

 
11月2日
早朝5時~7時 吉方位の石切神社「でんぼの神様」へお参り。
困った時の神だのみ!
参考リンク:石切劔箭神社(石切さん)
・近所のT病院
悪性リンパ腫の疑いがあるので再検査に市立N病院を紹介される。
病名を聞いて驚くばかり!

9日・市立N病院 
病理組織検査で結果待ち。

結果を待つ期間は何とも言えない嫌な10日間。
身体に小さいグリグリを見つけただけでも転移かと
思ってしまう。
強がってても、わりとビビりやのに・・

19日・市立N病院 
やはり悪性リンパ腫の疑い。

24日・市立N病院(1泊2日入院) 
検体検査手術。
部分麻酔で頸部からリンパ腺周辺の組織の切り取り。

意識ははっきりしていたので、焦げ臭い匂いや
ジリジリという独特の音、
手術中にかかっていたCDの曲、
秦基博の「ひまわりの歌」は、
今でも
少しトラウマに。

手術室に行く前にパチリ

25日・市立N病院 
PET検査(全身がん検査)の受診指示
医師に「費用は10万円ぐらいですか?」と聞くと
「保険が効くから3万円ほどです。」と言われ、
ガンが確定した場合の検査(治療)だと保険が効くので
ある意味あっさりしたガン告知でした。

参考リンク:PET検査ネット

12月1日・天理市のT病院
PET検査。
検査に来た患者さんは全員が暗い雰囲気。
(検査結果のCDロムを持参で)市立N病院へ。

お墓参り、ご先祖さんに報告と謝罪そして
仏頼み。

11日・市立N病院 
耳鼻咽喉科と血液内科で診察。

15日・市立N病院 
検体検査再手術(リンパ腫の型を見極めるため
緊急性があり日帰り手術)

16日・市立N病院 
手術後の診察

医療費のことが気になりだしたが、
このような制度があるのを知って安心。
すぐに「高額療養費制度」の申請をして、
費用面は随分と助けられる。
参考リンク:
医療費が高額になりそうなとき/健康保険ガイド

28日・市立N病院。
診察と今後のスケジュールなど説明。
悪性リンパ腫で約1か月以内に入院が決定。

お墓参りで仏頼み

2016年1月 新しい年のはじまり

3日 嫁と一緒に京都へ初詣
写真は御池の御金神社。
しばらく入院やし京都をゆっくり散歩。


なんか病人みたいには見えへんねんけどなぁ。

8日・市立N病院 血液内科
主治医の説明とK大病院への入院の説明
病名は、非ホジキリンパ腫B細胞 ステージ3
治療方法は、CHOP-R療法(標準治療)
現在の状態なら治ると言われて一安心!

11日
連続朝ドラ「マッサン」のビデオを嫁と

一緒にマンションで見ていると
家でゆっくりできる有難さが身に沁みる!
ビデオを見ながら、
心がスッとするほど泣いた。


14日・K大奈良病院
入院申込み

23日
大安寺・笹酒祭り(がん封じ祈願)
毎年ご祈祷料は毎年は3,000円のところ
5,000円に奮発。
自分の力でどうにもならんことは
神頼みで勇気百倍!

参考リンク:大安寺笹酒祭り

悪性リンパ腫との協同生活のはじまり

3週間の入院

2016年1月28日
・K大奈良病院に入院(入院初日)

家族に来てもらい感謝!
ゴージャスな病院で明るい病室、窓側のベッド。

明日からの抗がん剤治療に備え早めに寝る。
家族とは終始笑い話。
ええ一日やった。爆笑が薬や!

主治医にお願いしたこと。
治療に必要な薬以外は極力(睡眠導入剤、下剤、鎮痛剤などは不要)
出さないようにして欲しい。

(鎮痛剤は退院後の白血球を増やす注射の時に
少し痛い目に遭うことに
)

   
29日(入院2日目)
早速、抗がん剤治療開始。
CHOP-R療法・抗がん剤治療(1クール)
点滴で約6時間ほど。

この日は副作用は感じられず
治療前に飲んだステロイドの影響で寝にく
かったけど1時過ぎには寝れた。

参考リンク:ステロイドの副作用
このステロイドがなかなか厄介な薬。

30日(入院3日目)
この日も順調。
点滴後7日目ぐらいから免疫力が
落ちるとのこと。

14時に嫁が来てくれる。
みかんジュース、クッキー、苺、
美味しかった!

31日(入院4日目)
睡眠時間バッチリで好調。
11時30分にシャワー。
午後、嫁がおやつとお弁当を持って来てくれる。

2016年2月1日(入院5日目)
今日もぐっすり眠れて寝起きバッチリ。
従兄夫婦が来てくれる。
今日も無難に過ごせた。感謝!

2日(入院6日目)
今日からはマスク着用。 
リツキサン・分子標的治療(1クール)
副作用はなく良好で、
このまま順調に進みたいし進める気もする。

ダラダラと時間が過ぎて読みたい本も読めてないけど仕方ない。
まだ3分の1手前やけど一つ目の山をクリアできて感謝!

3日(入院4日目)
抗がん剤の副作用で免疫力が下がりやすいので要注意。
14時頃おかんがハムサラダを持ってきてくれた。
今日の排便はしんどくて1時間くらいかかる。
これは副作用のひとつらしい。
でも、スッキリしたし無理した甲斐はあった。

4日(入院8日目)
今日は立春、暦では新しい年!
丙申二黒土星の年は自分にとっては「申年」
は空亡で、
あまり良い年回りとは言えない
けれど病気が「さる」年になるように・・
当面の優先順位第一位は健康。

抗がん剤のせいか少し体力が落ちている気がするけれど
主治医から一回目の抗がん剤治療は無事終了と言ってもらう。
白血球の減少には注意が必要とも。

でも自分では打つ手なし。これこそが病気の怖さかな。

5日(入院9日目)
今日も順調。
昼におかんがブロッコリーを持って来てくれる。
ブロッコリーはがんに良いらしいので、
晩ご飯と一緒にブロッコリーを食べよ。

テレビ番組で歌舞伎の中村屋を見て元気をもらう。

6日(入院10日目)
朝から順調。
午後お弁当を持って嫁が来てくれる。

今日は少し体調が下がっている感じやったけど

黒毛和牛で体力が復活した気がする。

7日(入院11日目)
体温は35.9度で少し低めで体重は67.5kg。
ちょっと甘いものが食べたい「活力」が欲しい。

午後から大学時代からの親友が大阪から夫婦で来てくれる。
嬉しかった!
何よりも手ぶらで気軽に寄ってくれた気遣いがほんまに嬉しかった!

その後、今日も昼から嫁が弁当を持って来てくれる。
明くる日から東京へ出張やのに・・ここも遠いのに感謝!

友達も嫁も来てくれて感謝!

8日(入院12日目)
無事に入院生活半分経過。
主治医から今の調子なら3週間で退院できるとのこと。

朝から電話で嫁と旅行の相談して近場で雄琴温泉か三朝温泉が有力。

口の中に口内炎ができて痛い!僕の場合は副作用の中でこれが一番辛い!

9日(入院13日目)
病院は重症患者の方が多く、重たい気持ちになるような場面があるけど
「他人事で関係ない」と割切りが必要。

歩くと足の裏が砂を踏むような感覚で、これも副作用らしい。

10日(入院14日目)
ちょうど2週間、身体は好調。

薬剤師の方からの説明の中で白血球、血小板の数値は低くなっても
自覚症状がないので周期表を見ながら管理することが大事とのこと。

退院後の通院での化学療法は市立N病院で受けさせてもらえることに。

占い師としては、
今年の方位はそちらのほうが良いので力強い気持ちになれた。ラッキー!

11日(入院15日目)
天気は小春日和で晴天。
お昼過ぎに職場の仲間が来てくれる。
あまおう苺、甘平(みかん)
カニクリームスープを持って来てくれて遠いのに有難い!

15時頃おかんがロールキャベツを持って来てくれる。
19時頃に妹と妹の子供が来てくれる。

やはり心細いのか、人が来てくれるのはほんまに嬉しい!

12日(入院16日目)
今朝も穏やかな暖かそうな朝。

昼から嫁が手の込んだお弁当を持って来てくれた。
マスタード味とか病院ではでない味は嬉しい。

いつまでも食べられるように歯の治療は退院後にちゃんとしよ。

あ~、今日もええ一日やった!

13日(入院17日目)
昨夜から髪の毛が抜けはじめる。
「うっ、やっぱりきたか」という感じ。

昼から嫁と義親が来てくれて、わりとゆっくり話をした。
手の込んだ弁当は本当に有難い。病院で、すき焼は美味しかった。

14日(入院18日目)
やっぱり髪の毛は抜ける。
 
おやつの時間にケーキとチョコレートを持って嫁が来てくれる。
一緒に食べながらバカ話。

考えてみると、病名のわりには症状も出ず本当に感謝!
よく抗がん剤で、ムカついて食べられないと聞くけど、それも一度もない。

15日(入院19日目)
身体は相変わらず好調。

昼過ぎに長い付き合いの悪友二人が来てくれる。
「ここの病院の看護師さんは別嬪揃いや。」言うたら来てくれた!

16日(入院20日目)
体調は好調でも、髪の毛はかなりヤバくなってきたけど、
明日はやっと退院出来る。

12年前に親戚のおばが同じ病気になった時は
リツキサンは保険外治療で費用もかかり入院期間は半年と聞いて
心配したけれど、主治医の先生とスタッフの方々、
医療の進歩に
心から驚きと感謝の気持ちでいっぱい!

 
17日(入院21日目)
やっと退院の日。
嬉しい反面で少し怖い気持ちも。

家に帰ってすぐインド料理店に行って久しぶりにカレーを食べる。
カレーは大好きなので。

髪の毛はほぼ抜けたけど、薬が効いているから仕方ない。
それに副作用があまり少ないと、逆に不安な気持ちになるかも。
夜はお風呂に入ってテレビを見て
やっぱり家がええわ!
これからの治療がまだまだ長いし、頑張ろ!

 

たいこう
退院後の通院治療の
ことも続けて
書いていきます。

退院後すぐ風邪から肺炎になって入院

2016年2月26日
市立N病院へ退院後はじめての通院化学療法
CHOP-R療法・抗がん剤治療(2クール)

風邪で大失敗!

3月10日
風邪をひいてしまう。

11日
市立N病院
風邪でリツキサン分子標的療法中止で診察のみ
熱は37.2度

大失敗!

13日
朝、40度の高熱(頓服薬で熱を下げる)
身体が震えて呼吸も少し困難
高熱は頓服薬を飲むと36度台まで下がるが、

これに油断してテレビを見たりしていたのが悪化の原因かも。

14日
朝、39.2度の高熱(頓服薬で熱を下げる)

15日
熱がまた上がったので悩んだ末に、市立N病院で受診
肺炎で即入院の診断

ところが即入院で院内移動も車椅子の
指示が出た直後に、乗ってきた自家用車
は自宅に置いてきてくださいと言う指示が・・

それ、おかしくないですか?
結局は自宅に帰ることに。

16日
市立N病院へ入院

この日が精神的に
約4年の闘病生活中で
一番しんどかった!

抗生物質の影響や、高熱で頭が混乱して辛かった一日。
結構、死ぬのはあっけないのか、と感じる。

占いで四柱推命では日干が「傷官」
そして空亡の日。
九星気学では「坎宮」の月
そらアカンわ!という実感と反省と納得。
1年の中でもこんな悪い日はそうそうありません。
厄日の中の厄日。

20日
市立N病院を退院

今、思い返すとこの時の大失敗から
免疫力が下がる怖さと風邪の怖さを痛感して
風邪にならないようにしよう!
という決意が出来た。


出来るだけ身体を冷やさないようにして、常にマスクを着けて、

家族が風邪気味だとマスクをして寝てたし、水筒に暑いお茶を入れてそれを
何回も少しづつ飲んだ。口の中の菌を胃に流すことで風邪を防げるので。
そして、うがい薬を使ったうがいと手洗い。

その後、一度も風邪をひいてなく
それが現在の新型コロナウィルス対策に生かされていると思う。

21日からは通常通りにもとの生活、仕事も

25日
市立N病院
経過観察

4月5日
市立N病院
リツキサン・分子標的治療(2クール)

4月12日
市立N病院
CHOP-R療法・分子標的治療(3クール)
服用したステロイド剤で血糖値があがりやすいので要注意。

26日
市立N病院
経過観察

5月10日
市立N病院
リツキサン・分子標的治療(3クール)

17日
市立N病院
CHOP-R療法・分子標的治療(4クール)

31日
市立N病院

経過観察

 

 

 

たいこう
これ以降は、比較的
順調な生活ですが、
思い出すと
いろいろなことが
ありました。

 

 

読んでみて!